・場所は大阪の下町・十三

訪れたのは、大阪十三にあるライブハウス・ファンダンゴ。十三は、ネオン瞬く風俗街兼ドヤ街のような街で、東京で言えば五反田を汚くしたような感じだ。最初は、この街の雰囲気にひるみもしたが、何度か訪れているうちに庶民文化の根付いたこの街に愛着を覚えるようになった。よって愛を込めて「クソみたいな街」と言いたい。

それはともかく、朝から8時間のドライブで疲れていた私は、十三ファンダンゴの楽屋で寝ていた。畳敷きの旅館のようなデザインの楽屋は、ライブハウスでも稀に見るレベルでくつろげる。怨念が込もってそうなおどろおどろしさはあるけど……。

十三ファンダンゴの楽屋は帰ってきた感が凄い #フリサト

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・メンバーが買ってきたタコ焼きから異質な食感

寝ていた私を起こしたのは、十三の街に遊びに出かけていたメンバーたちが帰ってきた物音だった。片手にはタコ焼きの袋。名物を食べるのはツアーの醍醐味である。余談だが、私はタコ焼きを買って食べたことがほとんどない。対バンの大阪在住者たちもあまりタコ焼きを買わないと言っていたので、そういう大阪人は多いのかもしれない。
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しかしながら、別に嫌いなわけでもないので、机の上に広げられたタコ焼きにかぶりついた。その瞬間、明らかにタコではない歯ごたえを感じた。……なんだこれ
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・タコ焼きの中からタコよりデカい○○が出現

タコよりも柔らかく、ゼリーよりは固いゴムのようなこの歯ごたえ……食べたことあるぞ。なんだったけなコレ。そう思って手つかずのタコ焼きを開けてみると……
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そこにはコンニャクが入っていた。しかも、タコよりもデカい! しかし、その場にいる誰1人として変なリアクションはしていない。おかしいのは私なのか!? ヴォーカルの水本が「タコ焼きウマいなあ」と言った瞬間、私は思わず叫んでしまった。「コンニャクやがな!」と。
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・購入店にダッシュ!

タコは確かに入っている。しかし、このコンニャクが大きすぎて、タコの存在感が薄い。タコかイカかも分からないレベルだ。なにより、なぜタコよりデカいコンニャクを入れたのか。おかげで、メンバーが騙されている! このままだと「これが本場の味やで」とタコパ(タコ焼きパーティー)でコンニャクを入れて恥をかいてしまう!!

すぐさま私は購入店にダッシュした。「さっき買ったタコ焼きにコンニャク入ってたんですけどーーーーーー!」そう言うと、店員さんは返す刀で平然とこう言ったのだ。
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・圧倒的な権力

「うちの系列は全部コンニャク入ってるんですよ」と。そんなことを聞いてるんじゃあねーぞダボがァァァアアア! 私はなぜ入れたかを問うているんだァァァアアアア!! そう詰め寄ると店員さんは苦笑いでこう答えた。

社長が入れろって言うから……」

……社長が言うなら仕方ない。十三に資本主義の闇を見た。きっとこの店員さんも辛いに違いない。どデカいタコを入れたくて毎晩枕を濡らしていることだろう
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ごめんな……あんちゃん、このタコ焼きもとい、コンニャク焼きもコスパを考えれば悪くない味だぜ。ちょっとびっくりしただけさ。むしろ、これがスタンダードになることを私も微力ながら応援しようと思う。大阪に行くことがあれば、ぜひ不思議な食感の「カリトロ」のタコ焼きを食べてみてくれよな!

・今回紹介した店舗の情報

店名 カリトロ
住所 大阪市淀川区十三本町1−20−5
営業時間 11:00~翌2:00
定休日 無休

参考リンク:カリトロ