・大気汚染から非難したい都会人が山奥へ

都会の大気汚染に辟易して、空気がきれいな遠隔地に、‟避暑” ならぬ ‟避大気” しにやって来る都会人に目を付けたのが、中国・広東省の連山チワン族ヤオ族自治県に住む村人達だ。

ここ近年、広東省の大気汚染は深刻さを増しているという。空はスモッグでどんよりと曇り、ひどいときだと視界も確保できないほどなのだとか。そして、普段なら観光で訪れることない連山チワン族ヤオ族自治県に、都会の人々が足を運び出したのである。

・村人が都会人向けに新鮮な空気を販売!

連山チワン族ヤオ族自治県は海抜約1460メートルに位置する山岳地帯で、木々に囲まれているこの一体は、大気汚染フリーで空気が澄んでいる。

そこで、村人達が都会からやって来た人々に、新鮮な空気を袋に入れて販売し始めたのだ。価格は大袋が30元(約520円)で小袋が10元(173円)に設定され、大袋だったらスターバックスでコーヒーが買えてしまう値段だ。タダで吸える空気に、これだけのお金を払うのは「高い!」と思ってしまうが、深刻な大気汚染に悩まされる人にとっては安い買物なのだろうか?

・新鮮な空気代は村人への謝礼的な意味も!?

しかし、空気が新鮮な場所まで出かけているのなら、「わざわざ袋に入っている空気を買わなくても、周りの空気を吸えばいいのに」とツッコミを入れたくなってしまう。

だが、普段なら訪れることのない地域に都会人が押しかけていることへの、村人に対する謝礼的な意味合いもあるのかもしれない。また、都会で待つ家族や友人へのお土産にもなるだろう。村人達は新鮮な空気の他にも、山で採れたタケノコやキノコを売っているそうだ。

以前にも、新鮮な空気を缶詰に入れて販売する中国の慈善家を紹介したことがあったが、‟きれいな空気を買うことは健康を買うこと” なのかもしれない。中国だけでなく、深刻な大気・環境汚染に悩まされる諸国の問題が、一刻も早く解決するすることを願いたい。

参照元:TwitterMail OnlineMashable(英語)